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新米補助者の日々  登記について
前回、自分は新米司法書士補助者と名乗りながら、そもそも補助者というのは何かを書き忘れました。一体、あんたは何者?と訝しく思われた方もいらっしゃるかと思います。補助者とは、司法書士のアシスタントのことです。司法書士の業務の公共性・重大性から、何某が自分の補助者であると司法書士の先生が、司法書士の団体である司法書士会に、届け出ることになっています。ベテランの補助者になれば、司法書士の実務については、かなりの実力があるといえます。
 
さて、今回は、登記のことについて、書こうと思っていたのですが、これから修行が必要な自分にはまだまだわからないことだらけです・・・ですから、ごくやさしいことから、勉強しつつ書いていきます。登記とは、一定の事柄を帳簿(登記簿)に記載することをいいます。帳簿というと、紙の本をイメージしますが、最近はコンピューター化されて、データの形になっています。
登記といっても、不動産登記、商業登記、後見登記など、多くの種類がありますが、このうち、一般の方が一番接する機会があると思われるのが不動産登記です。
不動産(土地とか、建物のことです)登記は、不動産の物理的現況を表示し、権利を公示するものです。前回述べたように、司法書士は、土地や建物の所有権や抵当権等の権利関係の登記をする職業です。
では、物理的現況を表示するとは、何でしょう。物理的現況というと、いかめしいですが、土地でいえば、土地の広さ、宅地か、農地か、家であれば、広さの他に、何階建てか、木造か、鉄筋か、などをしめしたものです。こちらは、表示の登記といいます。表示の登記は、司法書士ではなく、土地家屋調査士さんが専門家として、建物や土地の所在・形状・面積などを調査・測量し、図面を作成して、登記されます。家を新築した時や立替えの時などが、土地家屋調査士さんの出番です。
 
司法書士のバッジは桐のマークですが、土地家屋調査士さんのバッジは、桐に「測」の文字が入っています。同じ登記をする専門家として、桐のマークを使っている、いわば兄弟のようなものかもしれません。
 
権利の登記をするには、前提として表示の登記が必要です。というわけで、一緒に登記されるのは当然と思えますが、実は、昔は表示の登記と権利の登記は一緒になってはいなかったそうです。このあたり、不動産登記制度の歴史がからんできますが、
次はこのあたりを、徒然なるまま書いてみたいです(笑
投稿者 杉田駅前司法書士事務所 (2013年1月24日 22:32) | PermaLink

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